皆さん、こんにちは!
先日、スタッフMはノートルダム女学院のお隣にある洋館
「和中庵」へ行って参りました
和中庵は滋賀県近衛五箇荘出身の繊維製造販売業者、藤井彦四郎が
贅を尽くし、粋を凝らして1928年に建てた邸宅です。
藤井彦四郎は日本繊維市場の礎を築いたパイオニアと呼ばれ、
フランスで発明された人造絹糸(レーヨン)の見本品を輸入し
宣伝活動を行った後は、毛糸事業に重点を移し「スキー毛糸」の
ブランドで成功をおさめ財を成しました。
皇族も来訪された和中庵ですが、戦後は、布教活動の拠点を探していた
ノートルダム教育修道女会のシスター4名が訪れた際、彦四郎は
「もう私たちはこんな大きな家には住まない。どうぞ全部ご自由にお使いくだ
さい。」と売却されました。
清貧を誓って生活するシスターたちの修道院として、シャンデリアや畳は
替えられ、すっかり内部の佇まいは変容しました。
やがてシスターたちの高齢化に伴い、修道院としての役割を終えた和中庵は
老朽化が進み、一時は解体が決定されましたが、関係者の強い思いにより
改修・耐震工事を経て現在の姿に至るそうです。
洋館と奥座敷を繋ぐ渡り廊下の上部には、雲の意匠が
奥座敷から眺める紅葉は見事です…!
襖の引き手やドアノブの隅々まで美しい
京都は寺社仏閣の紅葉も綺麗ですが、
洋館×紅葉もまた違った楽しさがあって素敵ですね
この日のスタッフコーデは
お召の長着の上に銘仙の羽織りの、オールアンティークです🌟
刺繍半衿は 梅椿 オフ ¥16,200(tax in)
和風館ICHIの小物はアンティーク着物にも合います✨
汚れやすい衿元にはポリエステルの半衿だとお手入れ楽ちんですね
今回ご紹介した和中庵はイベントにより見学期間や時間が異なります。
詳細はホームページをご覧くださいませ。
▼▲和風館ICHI 京都店 instagramアカウントが完成しました▲▼
京都店アカウント☞@wafukanichi_kyoto