皆さん、こんにちは 😃
和風館ICHI東京店です。
年末年始は地元に帰ったり、
家族とゆっくり時間を過ごしたりされた方も多いのではないでしょうか☺️❓
さて、本日のテーマは前回までのお正月シリーズに続いて「おせち」。
誰でも一度は食べたことのあるおせちだと思いますが、その由来や意味などをご紹介します❗️
◆おせち料理の由来とは?◆
「御節料理」は節句料理という意味があり、五節供の料理の一つなのです。
五節供とは1月1日の元旦、3月3日のひな祭り、
5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の重陽があります。
「おせち」という言葉自体は奈良時代から平安時代に定着しました。
当時、季節の節目に行われた「節会(せちえ)」で振舞われた
「御節供(おせちく)」が由来といわれています。
◆なぜ重箱に詰めるの?◆
箱を重ねて用意するのは「福を重ねる」
「めでたさを重ねる」「幸せを重ねる」という意味があり、
縁起が良いことから重箱に詰めるようになりました。
◆おせち料理は何段重ね?◆
地域や家庭によって様々ですが、本来は四段のお重箱が正式。
一の重:「祝い肴(ざかな)」「口取り」 かまぼこ、栗きんとん、黒豆、数の子等
二の重:「焼き物」 鯛やぶりなどの焼き魚や海の幸等。
三の重:「酢の物」 紅白なます等。
与の重:「煮物」 里芋、れんこん、人参など山の幸を使った煮物や筑前煮等。
◆おせちに入っている料理の意味って?◆
【一の重】
・黒豆(黒豆を甘く煮たもの)
①道教で黒は邪気を払う色であるとされている
②肌が黒く日に焼けるほど「マメ」に勉学や仕事に励めるようにという願い
・数の子(ニシンの卵を塩漬けにしたもの)
①ニシンは卵の数が多いことから子孫繁栄の象徴
②ニシンを「ニ親」とかけ、両家の両親の健康祈願
・田作り(片口イワシの稚魚を甘辛く炒め煮たもの)
田植えの肥料として片口イワシが使われていたことから五穀豊穣を願う
・かまぼこ
①日の出の形に似ている ②紅白は縁起が良い ③赤は魔除け、白は清浄を意味
・伊達巻/だし巻き卵
形が巻物に似ているため、知識が増えるようにという願い
・きんとん
「金団」という字から金銀財宝を意味し、金運を願う
【ニの重】
・鯛の姿焼き
「めでたい」の語呂合わせ
【三の重】
・紅白なます(大根と人参の酢の物)
祝い事に使う紅白水引に似ていることから平安や平和を祈願
【与の重】
・筑前煮
①蓮根:穴があることから将来の見通しがきく
②里芋:子芋がたくさんつくことから子孫繫栄を祈願
③ごぼう:根を深く張り代々続くことを願う
④くわい:始めに大きな芽を出すことから「めでたい」にかけたもの
⑤手綱こんにゃく:結び目があることから良縁や家庭円満を願う
・昆布巻(ニシンなどの魚を昆布で巻いてかんぴょうで結んだもの)
① 「よろこぶ」の語呂合わせ
②「子生(こぶ)」の字をあて子孫繁栄を願う
◆重箱が三段の場合は?◆
家庭によって重箱の大きさはさまざまです。
例えば三段重の場合、
一の重:祝い肴、口取り、
二の重:酢の物、焼き物
三の重:煮物
とされているようです。
本日はおせちの由来や料理の意味をご紹介いたしました😊
お正月のごちそうと言ったら「おせち」。
そのルールや料理は地方や家庭によっていろいろあります。
皆さんがお住まいの地域の変わったおせちの習慣は何ですか❓❓
各地のおせち料理と特色なども調べてみると面白いですよね✨
※上記はスタッフ調べによるものです。
お住いの地域やご家庭によっては内容が異なる可能性があります。